1138083 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

物欲☆あんず雨

物欲☆あんず雨

城壁に死す

「風神の門」第12話・ネタバレ有り日記(2005.6.16)

[城壁に死す]
ふと気が付いたのでござりまするが、ちょうど今放映中のくだり、雨の多い季節でござりまする。(大御所の長寿祝いは6月18日でござりましたゆえ、旧暦だともっと真夏なのでしょうけれど)
今日の雨は涙雨でござりまする…。

家康を狙った刺客捜索の為、駿府城下には戻れず山中の小屋に潜む才蔵と佐助。
駿府城下では、入道や孫八の元に、暗殺失敗の知らせが。
失敗の原因の一つが、自分の作った絵図面の間違いのせいかも知れない…と悩み始める孫八。

家康暗殺失敗の報は九度山の幸村の元へも届きます。
もはや暗殺の機会は無いと判断、家康とは戦場であい見える事を覚悟する幸村。

再度の家康暗殺の決意を新たにし、『女装』して駿府城下の孫八・入道・お国の元へあらわれる才蔵・佐助。
(コメントのしようもないほどの女装でござりました…)
絵図面の件を才蔵に問う孫八。
絵図面の違いは、孫八の記憶違いではなく、数年前の改修の結果だと言い、彼が抱く罪悪感を打ち消そうとする才蔵。しかし孫八の気は治まらないよう…。

さて獅子王院は青子&梅が枝と再会。(青子が『獅子じゃ!』と叫んだとたん、『すわ!ライオン襲撃!!』とばかりに人々が逃げるシーンが楽しゅうござりまする~~)
非情の忍び・獅子王院も相変わらず青子に対しては、どぎまぎするばかり。
彼の仮宿に泊めて欲しいと頼む青子に「いや!しかし!!」とパニックになったあと、小声でそっと言う「はい…」が超絶ラブリーでござりまする。
前回の関所での表情変化に加え、何度も巻き戻して観たいシーンでござりまする。ビバ!録画時代!!

獅子王院すら従える青子のキラースマイルも、純情さに欠けた者には効き過ぎのようで、獅子王院の手下に襲われそうになってしまいます。(梅が枝は、青子の指令で才蔵ら捜索中のため不在)
あわやのところに駆けつけた獅子王院、貴重な手足だったはずの部下B『いたち』を即殺。

偶然、才蔵らと再会した梅が枝。彼女と図り、獅子王院不在中に青子を奪還する才蔵。
獅子王院、青子が消えた部屋を見て、平静を装いつつも(おそらく)大ショック…。

一同の元へ幸村からの撤収指令が。
佐助と入道は戻ることとなり、一人残って暗殺をすると言い張る才蔵。ここぞとばかり居残り組に加わるお国。孫八も居座り宣言。

このあと獅子王院が、残留するお国の真意を確かめに来るのでござりまするが、それがかの有名な『お国・行水中』…。
わざわざ『行水』の時に繋ぎ付けに来なくても…という意見出まくりでござりましたが、獅子王院的には、お国は『たびたび仕事を邪魔するヤな女』…。青子以外は女子に見えていない為の無神経…と申しまするより、『嫌がらせ』の要素が入っておるやも知れませぬな!

ところで孫八、駿府城に忍び込んで自分の記憶相違や改修の事実を確かめようと画策。
才蔵が止めるのも聞かず、深夜の駿府城へ向かう孫八。
平穏に隠居していられない孫八の『忍び』としての『業』を案じつつ、自らは翌日の鷹狩りでの大御所暗殺の為、狩り場潜入へ。

どうしても城壁を登る事が出来ない孫八。それでもやめようとせず、何度も挑戦する姿が痛々しいです…。
未明、突然の雨のため鷹狩りの中止が決定。
鷹狩りがダメなら…と城内潜入での暗殺を決意した才蔵、お国に訣別の挨拶をして飛び出して行きます。(暗殺が成功したとしても、たくさんの風魔がいる城からの脱出は無理だということなのでしょう)

獅子王院に才蔵の行く先を問いつめられ、つい孫八が登るほうの城壁を教えてしまうお国。
才蔵の身を案じるあまり、大変な嘘をついてしまった…。事の重大さに思い到ったお国、忍び装束に身を固め、雨の駿府城へ。
自分が側にいれば獅子王院は迂闊に狙撃出来ないと思い、孫八の側から離れないお国。(紫くの一は目立ちますな~)
しかし風魔の襲撃で傷を負ってしまった孫八、お国と共に城壁の下へ落下。才蔵が駆け付けるも、孫八は才蔵やお国をかばうようにして数本の矢を背中に受けてしまいます…。

明け方の川辺。孫八の描いた絵図面は間違っていなかったと念を押す才蔵。
陽が射しはじめる中、視界が暗んで来た孫八に、夜だから暗いのは当たり前…と言う才蔵の思いやりが悲しいです…。
最期にひと目、才蔵の顔が見たかったでしょうに、その暗さに引き込まれるように息を引き取ってしまう孫八。

孫八の死は自分のせい…と己を責めるお国は、才蔵の側に居る資格は無い…と、彼の元を去る決意。
才蔵の助けになれれば…と思って残ったのに、結果、『間者』のお国は才蔵から大事な人を奪ってしまったのです。

孫八の墓に大御所暗殺を誓う才蔵。一人になってしまった彼の戦いは続きます…。

風神の門 第壱集風神の門 第壱集風神の門 第弐集風神の門 第弐集


© Rakuten Group, Inc.